【危険!】マーガリンを食べてはいけない本当の理由
マーガリンに含まれているトランス脂肪酸。
この化学物質は私たちの体に様々な影響を及ぼします。
「ゴキブリでさえマーガリンは食べない」
こう言われているほど。
今回はマーガリンを食べてはいけない理由についてまとめました。
マーガリンをはじめとした、トランス脂肪酸を含む食品に規制を設けている国
カナダ
デンマーク
アイスランド
イギリス
ドイツ
韓国
アメリカ
これを見ただけでもどれだけ危険なものかわかっていただけるのではないでしょうか。
先進国のほとんどが規制を設けています。
そして日本には規制がありません。
トランス脂肪酸
常温で液体の植物油や魚油のから半固体又は固体の油脂を製造する加工技術「水素添加」によってトランス脂肪酸が生成します。水素添加によって製造されるマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングや、それらを原材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにトランス脂肪酸が含まれています。
また、植物から油を絞る際には、精製する工程で好ましくない臭いを取り除くために高温で処理を行います。この際に、植物に含まれているシス型の不飽和脂肪酸からトランス脂肪酸ができるため、サラダ油などの精製した植物油にも微量のトランス脂肪酸が含まれています。
トランス脂肪酸とは | 卵・乳アレルギー対応パンのtonton | 食物アレルギー対応パンを通販
「精製する工程で好ましくない臭いを取り除くため」
マーガリンにトランス脂肪酸が含まれている理由です。
ではトランス脂肪酸は私たちの体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
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トランス脂肪酸を含む油は動脈硬化を引き起こし、心臓病、糖尿病、癌などの成人病を増やすとの結果が報告され、欧米諸国で既に2004年くらいから規制・撤廃の措置がなされてきているのです。
マーガリンに含まれるトランス脂肪酸は生活習慣病への近道!: アトピーの進み方・治り方 〜ステロイド離脱〜
①心臓病
トランス脂肪酸を摂り過ぎると、悪玉コレステロールが増え、善玉コレステロールが減少します。
これにより動脈硬化が引き起こされ、心臓病のリスクが倍増します。
②糖尿病
米国の研究によると、トランス脂肪酸を摂取したサルは血糖値が高まっていました。
これによりトランス脂肪酸=糖尿病が示唆されています。
③癌
トランス脂肪酸を大量に摂取すると、体の膜組織が弱まります。
これは抵抗力の低下を意味します。
抵抗力が弱まると様々な病気へのリスクが上がり、癌になる可能性も高くなるということです。
日本政府は?
端的に言うと、無規制で民間任せという状態である。世界的に広がっている表示義務化も日本では行われていない。消費者庁は、11年2月21日に「トランス脂肪酸の情報開示に関する指針について」を策定したが、それは表示の義務化ではなく、「食品事業者においては、トランス脂肪酸を含む栄養成分の表示が、消費者の食生活の改善に重要な役割を有することを認識しつつ、販売に供する食品の容器包装、ホームページ、新聞広告等により情報開示が行われることを期待する」といったもので、食品事業者に情報開示するかどうかを任せるというものである。さらに、消費者庁は、この指針に基づいて情報開示した事業者の状況をまったく掌握していないありさまである。
心筋梗塞、流産…危険なトランス脂肪酸、なぜ日本で野放し?パン、菓子、揚げ物… - ライブドアニュース
日本政府の対応は、「トランス脂肪酸を含む栄養成分の開示を期待する」。
情報開示を義務付けているわけではないんです。
更に情報開示した業者の把握は一切なし。
これでは全く無意味です。
「情報開示してくれたら嬉しい」
といっているだけですから業者側が情報開示することはまずないでしょう。
まとめ
今現在の日本政府の対応は、「あくまで個々の会社の判断に委ねる」というもの。
私たちができることといえば、マーガリンをはじめとした、トランス脂肪酸を含む可能性のある食品を食べないこと。
マーガリン、パン、ケーキ、ドーナツにはくれぐれも注意してください。
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