「肥満女子は成績不良になりやすい」は本当なのか
2014年3月20日。
HEALTHDAYJAPAN(ヘルスデージャパン)が掲載したこのニュース。
「肥満女子は成績不良になりやすい」
英国の小児5,966人のデータを分析した結果、11歳時に肥満だった女子は正常体重の女子に比べ、11、13、16歳時の成績が低かった。英語、数学、科学の全体の平均成績はCだったが、肥満の女児ではDだった。肥満と成績との関係は男子ではさほど明確でなかった。
ここで気になるのは、「男子ではさほど明確でなかった」、この部分。
肥満女子→成績が落ちていく
肥満男子→変化なし
この差はなんなのでしょう。
肥満男子が成績不良にならない謎
精神的健康、IQ、社会的および経済的状況、月経周期の開始など、他の考えられる因子を考慮したが、これらの因子は女児の肥満と学校の成績の関係に影響しなかった。
月経周期は成績不良に影響していない。
こう書いてあります。
男子と女子の違いとしてまず浮かんだのが生理だったのですが、関係ないようです。
では何が原因なのか‥
残念ながら、この記事には明記されていません。
しかしデータの結果が出ているのは事実。
「肥満女子は成績不良になりやすい」
ここまで言ってしまうのなら、「肥満が学習能力にどのような影響を与えるのか」を一緒に記載しておくべき。
そして気になるのが、英ストラスクライド大学身体活動・公衆衛生科学教授のJohn Reilly氏の、この発言。
「肥満と学業成績の逆相関がみられる理由を解明するにはさらに研究が必要だが、子どもも親も、また教育および公衆衛生の政策担当者も、肥満の生涯教育と経済的影響を認識する必要があることは明らかである」
肥満の生涯教育と経済的影響⁇
肥満による成績不良が経済的に影響を及ぼすというのでしょうか。
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学力と体型の関連性
complex fraction:COLUMN(学力と体型との関連性)
こんな記事を見つけました。
筆者は友人から「学力が高い人間は痩せている」という話を聞いたそう。
彼はいわゆる高学歴で、入学時の試験の点数はクラスの9割以上が800満点中700点以上。
そして彼がクラスを見渡して気付いたこと。
“デブ”と呼ばれそうな体型の人は見掛けた記憶すら無いし、“小太り”と言える程度の人間も殆ど居ない。
面白いのが、彼自身は太っていること。
そんな彼の友人が立てた仮説は以下の通り。
体型管理も出来ない意志の弱い人間は、学問に於いても真面目に取り組めないのではないか?
これについては納得できるといえばできますが、体質の問題もあるでしょう。
食べても太りにくい体質の人もたくさんいますし。
その逆も然り。
しかし全体の傾向としては、あり得る話なのかもしれません。
まとめ
complex fraction:COLUMN(学力と体型との関連性)では、男子と女子の差については触れられていませんでした。
しかしデータとして出ているからには、「肥満女子」でなく「肥満児」が成績不良になる可能性は高いといえるでしょう。
ちなみに彼の記事はまだまだ続くので興味のある方は是非。