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【恐怖!座っているだけで‥】エコノミー症候群の実態!予防と対策

「エコノミー症候群」一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。


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エコノミー症候群とは

長時間、足を動かさずに座っていると血の流れが徐々に悪くなり太ももの奥にある静脈に血のかたまり(深部静脈血栓)ができます。
飛行機から降りようと立ち上がった時にその血栓が血液の流れに乗って移動し、肺動脈を閉塞するというものです。
症状としては、胸痛、呼吸困難、頻呼吸(呼吸回数が多い)があげられます。

エコノミー症候群 - goo ヘルスケア


ざっくりまとめると、長時間同じ体勢で座っていると危ない、ということです。
この病態、時には死に至ることもあるとても危険なものなのです。

エコノミー症候群は「静脈血栓塞栓症」の通称。
読んで時のごとく、静脈を血栓は塞ぎ、様々な症状を引き起こします。


「長時間」とは一体どのくらいなのか

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答えは4時間以上。
これはWHO(世界保険機構)が定めたものです。

そしてこの病態の最も怖いところは、発症のリスクがとても長いこと。
4時間以上同じ体勢で座っていた場合、それから4週間の間、発症のリスクがあります。

つまり4週間以内にもう一度長時間の飛行機やバスに乗る場合、発症のリスクが倍増する、ということです。


こんな事例がありました。

自分のすぐ近くの席の人がエコノミー症候群で倒れるのを目撃しました。
イギリスから中国へ向かう途中、離陸して3時間くらい経った頃、立ち上がってすぐにフラッバタッと倒れたのです。30歳前後のがっちりした男性でした。
その場で暫く酸素吸入をしてから、元の席(エコノミーの)に戻り、席に着いてからも暫く酸素マスクを使ってました。

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この事例では発症するまでの時間に、個人差があることが分かります。

「4時間以内だから、安全だろう」と思わずに、万全の対策をしておきましょう。

対策方法は後半部に続きます。


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①水分補給

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 血栓は、血液がドロドロになることで起きやすくなるのですから、これを逆にサラサラにすることが必要です。
 水分の補給は、熱中症や脱水症状の予防にも有効です。また、水道水やミネラルウォーターよりも、イオン飲料(スポーツドリンク)の方が適していると言われています。利尿作用のあるコーヒーやアルコールの飲み過ぎは、水分不足の原因となるため注意が必要です。

特集2/エコノミークラス症候群の予防/適度に身体を動かそう

血栓の発生を防ぐために、いつもより多めに水分を摂ること。

②足の運動

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JALで推奨されている、「インフライト体操」というものを紹介します。

こちらのURLからご覧ください。
JAL - 飛行中 インフライト体操(快適な空の旅のために)

この動画では、

・深呼吸
・足首の運動
・足指ジャンケン
・かかと、つま先上げ
・脚の運動

が紹介されています。

③エコノミー症候群対策グッズ

飛行機内での足の疲れやむくみを予防。
男女兼用です。

ドクター・ショール フライトソックスコットンフィール M

ドクター・ショール フライトソックスコットンフィール M


足の疲れが和らぎ、リラックス効果があります。


まとめ

エコノミー症候群対策として注意すべきことは、水分補給と定期的に体を動かすこと。
特に足の運動は大切です。
「足指ジャンケン」なんかは簡単なのでおすすめです。